入社後
大学卒業後、内定をもらっていた自動車販売会社へ就職。
この時は営業職で内定をもらっていたため、挑戦する意味でも車の営業へ飛びこみました。
車関係ということもあり、もちろん男社会。社会人1年生としての期待がありながらも、色々と不安に思いながら研修を受け、店舗へ配属。
営業職の先輩や整備スタッフもみんな男性。唯一、事務職の人だけ女性。
基本的にOJTで教えてくれるのは5つほど歳の離れた楽観主義(と私は感じていた)の先輩。
ショールームの掃除から車の移動や、お客様対応など様々なことを教わりました。
営業職として…
一番求められるのはもちろん数字。
入社前の私は「数字を求められるけど、そこまで気にしなくて大丈夫。車の買い替えサイクルがあるから必ず売れるよ」ということをそのまま信じていました。
実際現場に出るともちろんそんなことは想像の世界のようなこと。
元々女性ということもあり、先輩方や店長などから教えてもらう・コミュニケーションを取る中でも壁を感じていました。
(やっぱり男同士の方が仲良くなりやすいんだろうなぁ…)
外回りの営業の方法、店頭で初めて来るお客様の対応。もちろん社会人にもなったので1度教えたらもうあとは大丈夫でしょうというような雰囲気に、毎日不安でいっぱいでした。
既存のお客様と仲良くなったりしながらなんとか過ごす毎日。
営業の会議では毎日のように求められる数字。
職業柄もあると思いますが、段々と定時を過ぎてから帰るタイミングも分からず、意味もなく毎日遅くまで残る日々。
ある日聞いてしまった、先輩はほぼ対応していないのに数字は出してること、他の先輩が店頭の対応当番を私がなかなか代わらないと言っていたこと。
(なんで真面目に日々行きづらいお客様への訪問対応を行い、時間を見て交代の申し出をしていたのにそんなことを言われなきゃならないんだろう…)
自分のザ・A型の真面目な性格を考えたら、手を抜く場所の加減も分からず、毎日お風呂で泣いてはただただ辛い日々を過ごしていました。
もう無理だ…
(このままじゃ良いことなんて何もないし、自分の人生なのに楽しくない!!)
と何も決まっていないけど、とりあえずもう営業職は続けられないという意思を本社へ伝えました。
できれば事務職に異動させて欲しいとも伝えて。
すると…
お決まりの「まだ1年目が終わるところだし、3年頑張ってみようよ!」と。
何も決まっていない私からしたら<ひとまず話を聞いてもらって事情を知っている人がいる>ということで、なんとかそのまま続けることに。
何も解決せず、改善もしていない状態で続くハズがありません。
気力だけで残り2年奮闘し、(もうこれ以上無理…)となった私は、
「3年頑張ったけど、もうこれ以上は無理なので辞めます」と宣言し、転職活動に手をつけました。
すると今まで空きがなかったのも事実でしたが、手のひらを返したように
「AかBの店舗だったら行けるんだけど、どうかな?」と。
事務さんの仕事を間近で見ていた私は、なんとなくではなく、やりたい!と思っていた為、活動を停止しその提案を了承。
無事に事務職へと異動させてもらいました。
私の失敗
●(車の運転好きだし、営業職でもなんとかなる!)と思って入社したことがそもそもの失敗。
→就職活動をもっとやっておくべきだったと、とても後悔しました。
●1年目が終わる頃、無計画でも仕事を辞めるべきだった。
→自分の状況をかえりみて、身体や心の状態を健康にすることを優先するべきでした。
●営業職としてまだ頑張るつもりなら、先輩や店長ともっと仲良くなるべき。
→店舗内での味方を増やして、自分が仕事のしやすい環境を自らつくる努力をするべきでした。
●決意したら、他人の言葉に惑わされない。
→(やっぱり入社1年で仕事辞めたら次の仕事探すのに影響するだろうな…)と思い、本社の人の言葉を鵜呑みにして、我慢しすぎてしまいました。せめて改善策を考えて実行していくべきでした。
まだまだ心が学生だった私は反省することがたくさんです。
営業職編はこの辺りで失礼します。
次は事務職編です!